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サルコぺニアとフレイル

「サルコぺニア」と「フレイル」という言葉を聞いたことがありますか。
あまり聞きなじみのない言葉かもしれませんが、他人事ではない方も多いはずです。
サルコぺニアとは、筋力や身体機能が低下した状態のこと。そしてフレイルは、加齢に伴い身体能力や様々な機能が衰えた状態のことで、シンプルに言えば「虚弱状態」のこと。

この二つは似ているようですが、筋肉や身体機能に限定されるサルコぺニアに対し、身体機能を含め精神面や活動量の低下など様々な要素を含むフレイルは似て非なる物です。
具体的に言えば、例えば、歩ける距離が短くなったり歩く速度が遅くなったり、重い荷物が持てなくなったりペットボトルの蓋が開けられなくなったらサルコぺニアの疑いありです。

そこに追加して、体重が減少したり出かけるのが億劫になったり、これまでの趣味が楽しくなくなったり疲れやすくなったらフレイルを疑う必要があります。
どちらも主な原因は加齢や栄養不足。加齢により筋力が衰え身体機能が落ちてから、次の段階でやる気や活動量まで衰えて全体的に虚弱状態になっていきます。そしてそうなると食欲も落ちて更に栄養が不足するので、余計筋力が落ちていく・・・という負の連鎖になるわけですね。

フレイルは介護状態の手前ともいえるので、フレイルにつながるサルコぺニアの段階で止めるかサルコぺニアの予防が大切です。
また、最近は若い世代でも長時間のデスクワークに加えて運動習慣のない人が多く、筋力が衰えやすい人が多いので要注意。特に夏の暑さを避けるために外出を控えていた2~3ヶ月で著しく筋力が衰えた方が多いです。
積極的にタンパク質を摂取し、適度な運動習慣を持つことを意識してください。
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