フィルターバブル

フィルターバブルという言葉を聞いた事がありますか？
簡単に言えば、インターネットの過去の利用内容をネット側が学習し、最適化された内容が自動的に表示されるようになる事です。つまり何かを検索すると、それ以降それに関する広告や似たような内容の記事が自動的に出てくる機能。

自分が興味や共感が持てる内容ばかり表示してくれるので便利ではありますが、これにはデメリットもあります。常に自分と似た意見ばかりに囲まれるので、異なる意見や新しいものに出会う可能性が下がりますし、まるで世の中全体が自分と同じ意見なのだと勘違いする場合があること。

意識的に、ネットと実際の世界は違うのだということを頭の片隅に置いておく必要があります。そして、これと似たようなものに「エコーチェンバー」があります。こちらは主にSNSで起こることですが、人はどうしても似た趣味や思想の人と繋がってコミュ二ティを作りがち。

ただ、その中の人達とばかり交流すると、まるでエコー（反響）がかかるように思想が増幅・強化されていってしまいます。
こちらも、コミュニティの外には全く違う世界があることを自覚しておくことが大切です。