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睡眠と痛みの関係

日本人は統計により、世界でもっとも平均睡眠時間が短いことがわかっています。
最近寝つきが良くない、一度起きたらなかなか眠れないなど、不眠の症状でお困りの方もいるかもしれません。実は「コロナ禍で不眠の訴えが多くなっている」ことが報告されています。

痛みと睡眠障害
睡眠不足で頭痛を経験したことがある方も多いでしょう。また、腰痛の為眠れないという方もいらっしゃると思います。
睡眠障害は、慢性の痛みがある患者さんが多い傾向にあります。2018年の報告では不眠症(72%)、むずむず脚症候群(32%)、睡眠時無呼吸症候群(32%)など、睡眠障害が慢性の痛みと合併していることも明らかになっています。

たとえば、変形性膝関節症の患者さんでは、睡眠障害が全体の80%にものぼります。また、処方薬が睡眠障害の原因になっている可能性もあるでしょう。

さらに、睡眠障害はうつや不安障害などの精神障害を伴うケースが多く、睡眠の質の悪化は、痛みだけでなく、うつ・不安の悪化にも影響します。
こういった悪循環に陥らないよう、気になる場合には主治医に痛みの程度や睡眠について相談してみましょう。

不眠改善のためのセルフケア
食事や運動などの生活習慣の見直しにより、睡眠の質を改善することができます。
たとえば、禁煙はもちろん、カフェインの摂取量やタイミングに気を付けてみて下さい。眠る直前の激しい運動、TV鑑賞、パソコンやスマートフォンの使用を避け、原因を探るために、睡眠/痛み日誌をつけてみるのもおすすめです。
セルフケアで不眠が改善しない場合には、早めに相談してみて下さい。

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