高血圧との付き合い方

高血圧とは、血管の内の圧が高くなり、血管や心臓に負担がかかる状態をいいます。
血圧が上昇する原因を見ると、肥満・塩分過多・ストレス・喫煙などが原因になる事が多いです。

＊高血圧では、何が困る？
通常、高血圧の症状はほとんどありません。しかし、血圧の高い状態が続くと、心臓や血管に障害を与え、心臓・血管の病気、腎臓病、認知症など、さまざまな疾患のリスクになる事がわかっています。

＊高血圧と言われたらどうする？
健診などで高血圧を指摘されたら、まず自宅で、安静時の血圧を測定してみて下さい。
健診で高血圧と言われても、普段の安静時では血圧が高くない方もいます。自分の本当の血圧がどの程度か把握しましょう。
内服治療をしている方も、治療効果を確認するために、自宅血圧測定が必要です。

血圧の測定方法は、日本高血圧学会から以下の方法が推奨されています。
・手首型は不正確となりやすいので、上腕血圧計を使用する。
・朝は起床後１時間以内の朝食前、夜は寝る直前の２回計測。
・トイレを我慢していると血圧が上がるため、トイレを済ませ、椅子に座り、机に手を乗せて、心臓と同じくらいの高さで血圧計を巻いて測定す　　　
　る。
・２回測定して平均を記載。

自宅血圧が135/85以上が多いようなら、一度受診して相談しましょう。
喫煙や過度の飲酒、食べ過ぎ、塩分の摂りすぎ、運動不足など、生活習慣を見直すことで、血圧が改善することも多く、中には内服治療が不要となる方もいます。是非頑張ってみて下さい。